SEC Spectra 解析用ソフトウェア
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SEC Spectraは、ポータブル分光計システム「SEC2020スペクトロメーターシステム」用のソフトウェアです。
下記のような、様々な光学測定を行う事ができます。
●吸光度測定
●反射測定
●透過率測定
●濃度測定
●相対放射照度測定
●継時変化モニタリング機能
●ビデオキャプチャー機能
●データの重ね書き機能、他
最小システム要件
SEC Spectraをインストールする前に、コンピュータが次の最小システム要件を満たしていることをご確認ください。
最小システム要件 CPU周波数 1 GHz以上 RAM 4 GB以上 ストレージ容量 100 MB以上 画面解像度 1024x768 以上 OS Windows 10 ソフトウェア Microsoft.NET Framework 3.5 * * Microsoft .NET Framework3.5以外のバージョンでは動作しません。
基本的なソフトウェア操作
ここではソフトウェア操作の2つの例として、SECスペクトルを使用した測定データ分析と、スペクトルの保存(現在のスペクトル曲線の一時保存)について簡単に説明します。
SEC Spectraを使用した測定データ分析
SEC Spectraを使用してデータ分析を行う場合は、測定データファイルをSEC Spectra独自のファイル形式(拡張子.sps)で保存する必要があります。.csvまたは.txt形式で出力したファイルは、再度SEC Spectra上に読み込んで分析を行うことはできません。
重ね書き機能
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同じウィンドウに複数のスペクトルを表示します。スペクトルを比較する1つの方法です。
ビデオ再生機能
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SEC Spectraは時系列ファイルの再生ツールを内蔵しており、トラッキング間隔ごとに生成/保存された時系列データファイルを開くことができます。左図の通り、ユーザーは画面上のアイコンから時系列データの再生、一時停止、早送り操作を行うことができます。ファイルを一度ロードすると、一時停止ボタンが押されるまで繰り返し再生され続けます。
現在のスペクトルを保存する
実験条件に応じて、スペクトル曲線の保存方法を以下の4つから選択できます。
- ツールバーから任意のスペクトル曲線を選択
- Spectrum data paneから任意のスペクトル曲線を選択
- 現在のウィンドウのすべてのスペクトル曲線
- 現在のスペクトル曲線の一時保存
以下はその例です。
現在のスペクトル曲線の一時保存
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スペクトルをファイルとして保存することに加えて、SEC Spectraでは、測定中のスペクトル曲線を一時ログとして保存できます。測定中のグラフに一時ログが表示されるため、元のスペクトル曲線の積算時間(Integration Time)を変更すると、2つの曲線の積算時間の差がわかります。