資料室


2-3 電気化学 測定用セル

電気化学 測定を行なう場合に必要となる、基本的なものは以下の通りです。

〇セル&キャップ
サンプルを入れるガラス製のセル及び電極を保持するためのキャップを用意します。
また、サンプル中の溶存酸素を除去するために窒素ガスをバブリングし、酸素フリーの状態を維持する必要があります。

〇参照電極
溶媒に合わせた参照電極を用意します。通常、飽和カロメル電極(SCE)またはAg/AgCl電極を使用します。
その他、有機溶媒用や、アルカリ溶液用なども必要に応じて選択します。
参照電極は塩橋を使う事で、参照電極とサンプルのコンタミを防止します。

〇カウンター電極(対極)
カウンター電極は白金ワイヤーを利用し、直接サンプルの中に浸します。ピーク電流は温度依存性があるので、サーモスタット等を利用してサンプル温度を一定にした方が良いでしょう。セルの詳細については後頁を参照して下さい。

〇作用電極
作用電極には多くの素材が使用されていますが、還元領域を調べる場合、水銀電極が一番良い電極となります。
固体電極として白金、金、グラッシーカーボン、グラファイト、カーボンペースト等が汎用的に使用されています。これら電極は酸化領域に良い特性を有しています。

滴下水銀電極(DME)を利用するボルタンメトリーでポーラログラフィーと呼ばれるものもあります。この電極はガラスキャピラリーの先端から水銀滴を連続的に落下させます。吊り下げ型水銀電極(H184廃止ページ/MDE)は広くCV測定に使用されています。
薄層水銀はグラファイト等のような基盤電極に付着させて水銀フィルム電極を作成します。水銀フィルム電極はDME等より使用する上で便利です。
化学修飾電極、バイオセンサーもCVを用いて研究されています。


目次:サイクリックボルタンメトリー(電気化学 測定テクニック)

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